生きるをえがく
長尾です
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発達障害と教育の役割とは?
―「支援」から考える学校のあり方―
■ 発達障害は「治すもの」ではない
発達障害は、生まれつきの脳の特性によるものであり、
本人の努力不足や育て方の問題ではありません。
また、その特性は環境や支援によって目立ち方が変わる
「スペクトラム」として捉えられます。
つまり重要なのは、「本人を変えること」ではなく、
環境や関わり方を調整することです。
■ 教育の役割は「適応させること」ではない
かつての教育では、
・集団への適応
・苦手の克服
・一斉指導
が重視されてきました。
しかしその結果、
・本人の特性が軽視される
・無理な課題を強いられる
・学校生活が苦しいものになる
といった問題が生じていました。
現在求められているのは、
「個に応じた支援」中心の教育です。
■ 合理的配慮は“義務”である
障害に応じて環境や方法を調整する「合理的配慮」は法律で定められています。
例:
・視覚支援
・環境の構造化
・感覚への配慮
これを行わない支援は、
教育虐待(エデュケーショナル・マルトリートメント)
とされることもあります。
■ 「問題行動」は本人のせいではない
問題行動は、その人が「困っているサイン」です。
大切なのは、
行動そのものではなく「背景」を見ること
「氷山モデル」:
・表面:問題行動
・水面下:原因(環境・理解不足・不安など)
表面だけを叱っても解決しない
原因にアプローチすることが重要
■ 効果的な支援のポイント
① 視覚的支援
言葉だけでなく、
・絵カード
・写真
・実物
など「見て理解できる」工夫が重要。
② 構造化(わかりやすい環境づくり)
・スケジュールの提示
・活動の流れの明確化
・落ち着ける場所の確保
「何をするか・いつ終わるか」が分かることで安心できる
③ 自発的コミュニケーションの支援
話し言葉だけに頼らず、
・PECS(絵カード)
・VOCA(音声機器)
などを活用することで、
かんしゃくや問題行動の減少につながる
■ 学校が目指すべき姿
学校の役割は、
・無理に集団に合わせることではなく
・子どもが安心して過ごせる場をつくること
具体的には:
・楽しい経験を増やす
・自分の得意・苦手を知る
・自分らしくいられる時間を保障する
ことが重要です。
■ まとめ
・発達障害は「違い」であり、治すものではない
・支援は個別に設計する「オーダーメイド」
・問題行動の背景を理解することが重要
・学校は「生きやすさ」を支える場である
最も大切なのは
「その子らしく生きられる環境をつくること」です。
”発達障害は生まれつきの脳の特性、
本人の努力不足や育て方の問題ではない
重要なのは「本人を変えること」ではなく
環境や関わり方を調整すること”
⇒本人を変えようとする傲慢な支援者はいないよな?
車いすの人に歩け!なんて言わないはずだ
”現在求められているのは
「個に応じた支援」中心の教育”
⇒個別支援だ!
”問題行動はその人が「困っているサイン」
大切なのは、行動そのものではなく「背景」を見ること”
⇒氷だ!氷を見るのだ!氷を小さくするのだ!塩分を除去するのだ!
最後に一言
生きるをえがく
ながを