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生きるをえがく
長尾です
GW明けまして
おめでとうございます
支援のスタンスについて
1つの考え方を共有しようと思います
「SPELL」
英国の National Autistic Society(NAS:英国自閉症協会)が提唱する
自閉スペクトラム症(ASD)の人への支援・教育の基本理念です
「SPELL」とは?
自閉スペクトラム症(ASD)の支援について学ぶ中で
イギリスの National Autistic Society(英国自閉症協会)が提唱する
「SPELL」という考え方を知りました
SPELL は、自閉症の人たちが安心して力を発揮できる環境をつくるための基本理念です
特別なテクニックではなく
・「どう関わるか」
・「どんな環境を整えるか」
・「どんな姿勢で支援するか」
を示した、とても本質的な考え方だと感じます
SPELL の5つの柱
SPELL は、5つの頭文字からできています
S = Structure(構造化)
見通しをわかりやすくすること
自閉症の人は、
・何をするのか
・いつするのか
・どのくらい続くのか
が曖昧だと不安になりやすいと言われています
そのため、
・スケジュールを視覚化する
・手順を整理する
・環境を整える
など、「予測できる状態」をつくることが大切になります
P = Positive(肯定的アプローチ)
「できないこと」よりも、
「できること」「強み」に目を向ける姿勢です
問題行動を叱るだけではなく、
・成功体験を積む
・安心感を育てる
・得意を活かす
ことを重視します
これは教育だけでなく、職場や家庭でも大切な視点だと思います
E = Empathy(共感)
相手の感じ方を理解しようとすること
自閉症の人は、
・音
・光
・人との距離感
・言葉の受け取り方
などが、定型発達の人とは異なる場合があります
「なぜそんな反応をするのか」ではなく、
「どんな世界として感じているのか」
を想像することが、支援の出発点になります
L = Low arousal(低刺激)
ストレスや刺激を減らすこと
大きな音や急な変化、強い感情表現は
混乱や不安につながることがあります
そのため、
・落ち着いた声で話す
・刺激を減らす
・プレッシャーをかけすぎない
といった関わりが重視されます
「静かな安心感」をつくるイメージです
L = Links(連携)
本人を支える人たちがつながること
学校、家庭、支援者、地域などが情報を共有し
一貫した支援を行うことが大切だとされています
一人だけが頑張るのではなく
「チームで支える」という考え方です
SPELL が教えてくれること
SPELL は、自閉症の人だけに特別な方法というより、
「人が安心して生きられる環境とは何か」
を考えさせてくれる理念だと思います
・見通しがある
・否定されない
・理解しようとしてもらえる
・刺激が強すぎない
・周囲がつながっている
こうした環境は、実は多くの人にとっても大切なのではないでしょうか
参考
・National Autistic Society(英国自閉症協会)
・The SPELL Framework
なんとな~く
上手く対応できているなとか
未経験なのにいい対応だな~とか
そういう印象の職員は
理論ではなく経験で
これらが自然にできているのだろう
素晴らしいの一言
生きるをえがく
ながを