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生きるをえがく
長尾です
受講研修の共有です。
ASDの家族支援で本当に大切なこと
―「家族を理解する」という視点から考える支援のあり方―
ASD(自閉スペクトラム症)の支援では
子ども本人への療育や支援方法に注目が集まりがちです
しかし「本人理解のためには、まず家族を理解することが重要である」
という視点が大切にされています
近年は療育機関や支援制度が増え
支援体制も整いつつあります
それでも現場では「保護者支援の難しさ」
が課題として挙げられています
その背景には
“親だけが取り残されている”
状況があるのではないかと問題提起されています
診断によって家族の人生は大きく変わる
ASDの診断は子ども本人だけでなく
家族全体の生活や価値観に大きな影響を与えます
・日々の生活
・将来への期待
・家族関係
・子どもへの見方
・自分自身の人生観
こうしたものが大きく変化していきます
家族はさまざまな感情の中にいる
家族は診断後
・ショック
・否定
・怒り
・悲しみ
・絶望
・受容
・エンパワメント
といった感情を行き来します
重要なのは「何があったか」だけではなく
その時に家族が“どう感じていたか”
を丁寧に聴くことだと資料は述べています
家族が抱えるストレスとは
ASD児を育てる家族には多くのストレス要因があります
例えば
・診断への混乱
・将来への不安
・「できない」のか「やりたくない」のか分からない葛藤
・公共の場での行動への周囲の視線
・インターネット上の不確かな情報
・専門家との関係
などが挙げられています
さらに
・睡眠不足
・慢性的疲労
・リラックスする時間の不足
・累積するストレス
といった身体的・精神的負担も大きいことが指摘されています
「支援する側」にもバイアスがある
専門家側の課題
支援者も
・過去の家族対応経験
・家族への先入観
・システム上の制約
・リソース不足
などを無意識に持ち込み関係性に影響を与えてしまう可能性があります
そのため家族支援では「家族を変える」のではなく
まず“聴く姿勢”が必要だとされています
良い協働関係をつくるために必要なこと
「協働(Collaboration)」を
“対等なパートナー同士が共通の目標に向かって意思決定を共有すること”
と定義しています
そのために大切なのは
1.傾聴すること
・決めつけない
・判断しない
・相手の背景を理解する
2.オープンな質問を使うこと
例:
・「その時どう感じましたか?」
・「何が起きていましたか?」
・「どうすれば役に立てますか?」
3.コミュニケーションの姿勢
・話を遮らない
・うなずく
・表情で安心感を示す
・相手のペースに合わせる
といった基本的な対話姿勢も重視されています
「家族を理解すること」が本人理解につながる
資料の最後では
・家族に寄り添うこと
・家族と一緒に考えること
・家族の“良き理解者”になること
こそが本人支援の土台になるとまとめられています
ASD支援において重要なのは
専門家が一方的に教えることではなく
「家族と共に歩む姿勢」なのかもしれません
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重要なのは「何があったか」だけではなく
その時に家族が“どう感じていたか”
ここが沁みる
つい最近きょうだい児が集まるキャンプについて
参加しませんかと声掛けがあったのだが
本当に参加しようかしら…
私の妹には障害があるのだが
その妹の親(つまり私の親)について
あまり理解しようとしていなかった
後悔も反省もしない
私の姿を見て何かを感じておくれ
私は私に関わる人たちと
生きるをえがきます
生きるをえがく
ながを