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生きるをえがく
長尾です
父親なのに、迎えに行けなかった日
保育園から電話が鳴った
「お子さんの体調が悪いので、お迎えをお願いします」
何度経験しても、この電話には胸がざわつく
すぐに迎えに行きたい
そう思った
でも、どうしても抜けられなかった
利用者さんがいて、職員がいて
判断しなければならないことがあった
「少しだけ待ってください」
そう伝えながら
自分の中では父親と職業人が引っ張り合っていた
仕事を優先した自分
息子を優先できなかった自分
どちらも間違いではない
そう思いたいが
どちらにも少しだけ罪悪感が残る
経営者は自由なようで自由ではない
時間を自分で決められるように見えて
実際には多くの人の生活を背負っている
だから簡単に席を立てない
一方で、親という仕事には代わりがいない
子どもにとって父親は一人しかいない
その事実もまた重い
重すぎる
正解は今でもわからない
ただ一つ
こうして迷えること自体が幸せだ
守りたい仕事がある
守りたい家族がある
そのどちらも本気だから苦しくなる
きっと世の中のお父さん、お母さんも
同じような葛藤を抱えながら働いているのだろう
今日は少しだけ早く帰って
体調不良の息子と遊ぼうではないか
生きるをえがく
ながを