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日別アーカイブ: 2026年4月13日

⑯ZONESを使った感情教育【西宮市 ラボ コア 生活介護 強度行動障害】

生きるをえがく

長尾です

 

研修報告

 

ZONESを使った感情教育とは?

 

☆ZONES of Regulationとは

ZONES of Regulationは、
子どもが自分の感情に気づき、

コントロールする力(自己調整力)

を育てるプログラムです。

 

感情や状態を「4つの色(ゾーン)」で分類し、

自分の状態を理解しながら適切に行動できる力を伸ばすことを目的としています。

 

 

☆4つのゾーン

感情は次の4つに分けられます。

・ブルーゾーン:悲しい・疲れた・元気がない

・グリーンゾーン:落ち着いている・集中できる(学習に適した状態)

・イエローゾーン:不安・興奮・イライラ(ややコントロールが必要)

・レッドゾーン:怒り・パニックなど強い感情

ポイントは「良い/悪い」ではなく

どのゾーンもOK

状態に気づくことが大切という考え方です。

 

 

☆なぜ感情教育が必要か

近年、教育では学力だけでなく

社会情動的スキル(SEL)が重要視されています。

 

特に重要なのが

・感情のコントロール

・ストレス耐性

・対人関係スキル

これらは将来の生活や就労にも大きく影響します。

 

 

☆感情調整に必要な3つの力

感情や行動を整えるには、次の3つが必要です。

・感覚処理(体の状態に気づく)

・実行機能(考えて行動をコントロールする)

・感情調整(気持ちを整える)

この3つをバランスよく育てることが重要です。

 

 

☆実践内容(教室での工夫)

具体的な実践として以下が紹介されています。

① 見える化(ゾーンの掲示・チェック)

・朝の会で「今どのゾーンか」を確認

・カードやボードで自分の状態を可視化

子どもが自分の気持ちを言語化できるようになる

 

② 個別スペース・リラックス空間の設置

・教室内に「落ち着ける場所」を用意

・センサリーグッズ(触覚刺激など)を活用

感情が乱れたときに自分で整える環境づくり

 

③ コーピングスキルの指導

・呼吸法(六角形呼吸など)

・体を動かす・休む・感覚に集中する

「どうすれば落ち着けるか」を具体的に学ぶ

 

④ ワークシート・カリキュラム化

・感情の言葉を増やす

・体の反応を理解する

・感情の変化を時間で振り返る

継続的に学べる仕組みを構築

 

 

☆実践による変化

実践の結果、子どもに以下の変化が見られました。

・「気持ち」を言葉で表現できるようになった

・感情が混ざっていることを理解できるようになった

・1日の中で感情が変化することに気づけるようになった

自己理解と自己調整力が向上

 

 

☆まとめ

ZONES of Regulationは

単なる感情分類ではなく

「気づく → 調整する → 行動する」力を育てる教育

です。

教室での環境づくりや日常的な活用を通して、

子どもが自分の感情と上手に付き合う力を育てることができます。

 

 

感情教育!

自己理解!

自己調整!

毎朝職員とやろうかしら?

 

 

生きるをえがく

 

 

ながを