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日別アーカイブ: 2026年8月6日

縁の下の力持ちは縁の上でも力持ち【西宮市 ラボ コア 生活介護 強度行動障害】

生きるをえがく

長尾です

 

学びを記す

 

ストラクチャード・ティーチングは「構造化すること」が目的ではない

 

① ストラクチャード・ティーチングとは

ストラクチャード・ティーチングは

・ASDの学習スタイルに合わせる

・アセスメントに基づいて個別化する

・視覚的な情報や環境を整え、生活を理解しやすくする

ことを目的としている

 

そして利用者が

・どこへ行くのか

・何をするのか

・どれだけするのか

・いつ終わるのか

・次は何をするのか

が分かるよう支援することが基本になる

 

 

② 構造化は「本人の困りごと」を補うため

実行機能の困難さ

例えば

・計画を立てる

・順番を考える

・終わりを理解する

・次を予測する

これらを補うために

スケジュールやワークシステムを使う

 

「あとでね」

この言葉だけでは

「あと」がいつなのか分からない

だから視覚的な情報が必要なのだ

 

 

③ 大切なのは「なぜその支援をするのか」

考えさせられる

例えばイラストを使う

だが

「みんな使っているから」

では意味がない

 

本人は理解できているのか

本人に合っているのか

考え続ける必要がある

 

同じように

ストラクチャード・ティーチングも

「前任者から引き継いだから」

ではなく“なぜ必要なのか”

を考えることが重要だ

 

 

④ 個別化とは「人に合わせること」

スケジュールを個別化するときに考えることとして

・伝達方法

・長さ

・掲示場所

・携帯するか

・操作方法

が重要となる

 

「文字が読めるか」

ではなく

読んで理解できるか

が重要だ

 

文字が読めても

「どこへ行くの?」

が分からなければ支援にはならない

 

カードを持って移動することも

自立度によって必要性は変わる

気持ちが逸れてしまう方には

カードがあることで

「戻る手掛かり」になる

 

 

⑤ 環境設定も目的が大切

物理的構造化についても

・意味のある区画

・境界を明確にする

・刺激を整理する

が重要視される

 

しかし

「囲えばいいわけではない」

 

例えば

正面に支援者がいるなら

四方向を囲う必要があるのか?

 

個室も

・集団から逃がすため

・落ち着くため

・集団参加を助けるため

目的は何なのか

ここを考え直す必要がある

 

 

⑥ ゴールは「構造化された生活」ではない

ストラクチャード・ティーチングの目標として

・最大限の自立

・般化

・柔軟性

・セルフアドボカシー

・Well Being

が示されている

 

「今ある力を活かして豊かに生きる」

という言葉が印象的だ

 

構造化は

本人を管理するためではない

その人の力を引き出し

豊かに生活するための手段なのだ

 

 

⑦ 自分たちの事業所で考えたいこと

最後に余暇についての話も印象に残った

支援学校では

余暇を学ぶ機会が少ないという現状がある

 

成人期の生活を豊かにするには

自分で楽しめる余暇を持つことも大切だ

 

私たちの事業所では

強化子アセスメントは行っているが

「新しい楽しみを増やす支援」

という視点はまだ十分ではないかもしれない

 

生活全体の豊かさ

これを考えた支援を意識しなければならない

思考して実践だ

 

 

生きるをえがく

 

 

ながを