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月別アーカイブ: 2026年11月

「その場にいられた」は成功なのか【西宮市 ラボ コア 生活介護 強度行動障害】

生きるをえがく

長尾です

 

土曜日はラボとコア合同で法人研修

テーマは

「その行動の背景を、チームで考える」

 

伝えたこと

「言って聞かせて、その場にいられた」こと

を評価する文化にはしない

ということ

 

例えば、利用者さんが職員を部屋から出そうとする

そこで職員が説得しその場にいられた

一見うまく対応できたように思える

 

しかし

「なぜ職員を部屋から出そうとしたのか?」

この問いが抜けてはいけない

 

一人になりたかったのか

作業をしたくなかったのか

何かを楽しみにしていたのか

感覚的な欲求があったのか

原因は一つとは限らない

 

個人要因、環境要因、契機要因が複雑に関係し

明確な境界がないこともある

 

だからこそ、事実と推測を分けて考える

 

そして私が大切にしたいのは

行動が起きた後の対応よりも行動が起きる前の支援

 

例えば

作業量を調整する

楽しめる活動を増やす

活動への動機づけを考える

一人で過ごせる空間を用意する

 

さらにその空間をいつ利用するのか

本人が選択できるようにする

スケジュールを提示しながら

本人が自分の一日をコーディネートできる

 

そんな環境があれば

そもそもその行動をとる必要がなくなるかもしれない

もちろん行動の直後に要求へ応じることで

結果的にその行動が強化される可能性もある

 

だからこそ事後対応だけで終わらせず

次回に向けて迅速に環境を整える必要がある

そのためにサービス管理責任者や担当者がいる

 

安全を確保しながら本人の希望をどう実現するのか

ここに専門性が問われる

 

今回の研修では正解を一つに決めなかった

多様な見立てを持ち寄り

分からないことを明らかにし

次の実践につなげる

 

一人の支援者の経験や感覚に頼るのではなく

チームで考える文化をつくりたい

 

私たちが目指すのは

単に問題とされる行動を減らすことではない

 

本人が自分の意思で選び

自分らしく過ごせる時間を増やすこと

 

行動を変えようとする前に

私たちの支援を変えられないか

 

そんな問いを持ち続ける集団になる

西宮市の強度行動障害者支援の第一想起

 

 

生きるをえがく

 

 

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