オフィシャルブログ

針鼠の概念 ― 何をやらないか【西宮市 ラボ コア 生活介護 強度行動障害】

生きるをえがく

長尾です

 

引き続き著書から

今回考えたいのは

「針鼠(ハリネズミ)の概念」

 

本書では

キツネは多くのことを知っているが

ハリネズミは一つの大きなことを知っている

という寓話が紹介されている

 

キツネは様々な作戦を考えるが

ハリネズミは身を丸めるという

単純な方法で身を守る

 

これを経営に置き換えると

 

偉大な企業は

あれこれ手を広げるのではなく

自分たちが卓越できる領域を理解し

そこに集中しているということ

 

その判断基準となるのが

3つの円

① 情熱を持って取り組めること

自分たちは何に強い情熱を持っているのか

 

② 世界一になれる可能性があること

自分たちは何において卓越できるのか

 

③ 経済的な原動力になること

何が持続的な収益を生み出すのか

 

この3つが重なる領域に集中する

という考え方だ

 

なるほど

 

私には

様々な構想がある

 

しかし

やりたいことと、やるべきことは必ずしも同じではない

 

Dareに置き換えて考えると

私たちの情熱は

障害のある方の人生の選択肢を広げること

 

卓越を目指す領域は

知的障害や強度行動障害のある方への専門的な支援

 

そして

その支援を継続し、発展させるためには

安定した経営基盤が欠かせない

 

利益を生むことが目的ではないが

利益がなければ理念を実現し続けることも難しい

この現実からも目を背けてはならないだろう

 

一方で

事業を増やすことが

必ずしも会社の成長とは限らない

 

新しい事業が

自社の専門性を高めるのか

利用者さんの選択肢を広げるのか

持続可能な経営につながるのか

その判断が必要だ

 

本書を読んで感じたのは

経営者には、何を始めるかだけでなく、何をやらないかを決める責任がある

ということ

 

何でもできる会社を目指すより

自分たちにしか提供できない価値を

追求する会社でありたい

 

もちろん

専門性を絞ることと

利用者さんの可能性を狭めることは違う

 

むしろ

専門性を深めることで

これまで難しいと考えられていたことにも

新たな選択肢を生み出せると考える

 

何をするか

何をしないか

そして

何のためにするのか

 

経営判断に迷ったときほど

この3つの円に立ち返りたい

 

やりたいことは山ほどある

だからこそ

やらないことを決める

これが一番難しい

 

 

生きるをえがく

 

 

ながを